欅坂46 避雷針MV の考察

めちゃくちゃかっこよくて、しかも深いなとおもったので考察してみた

 

一回見たあと、すぐにもう一回みながら、考えながら、メモに書いたのをそのまま載せたのでかなり読みづらいし雑だが直す気力がない。

あと、パーカーに書かれた英語が意味ありげだからそれをかなり念頭に入れて考えたけど、たぶん結構大事だとは思うがここまでしつこく考慮することはなかったかなとは思った。

 

 

 

以下考察

 

 

 

 
暗雲、雷雲のなか自然のなかで横たわる平手
横には避雷針のようなもの
 
危険 自殺?
 
 
場面転換し
高架の下のトンネル(文明)みたいなところでパーカーのフードを被りながら憂鬱そうに歩く平手
パーカーに書かれているのは
 
NATURE/CULTURE
LOVE WHAT U SEE/SEE WHAT U LIKE
 
対比された2つの文
 
自然(な姿) → 見たものを愛すること (ありのままそこにあるものを愛すること)
文明(作られた姿) → 好きなものを見ること (みたいものしか見ないこと)
 
 
 
 
詞は
 
遮断機降りたままの開かずの踏切みたいに 
心を閉ざして僕をいつまで待たせるんだ 
君っていつも何か言いかけて結局言葉飲み込むよ
 
心を閉ざす主人公=平手への「僕(=メンバー?)」からの呼びかけ
 
その後
 
古着が好きなのは知らない誰かになって 
本当の自分隠して演じてみたいだけ 
今日の生き方も誰かのお古なのか 
どうせまたフリマ行き 
 
と続く 映像に変化はない 主人公の心境?
 
 
そして高架の天井(文明)から森の中(自然)へと場面転換
赤い煙のなか他のメンバーが何処かに向けてあるいている
表情は生気がない感じ?
 
赤い煙は文明やそれにまつわる良くないことの象徴?
 
そのシーンでの詞
 
どうでもいいけど 
どうでもよくないし 
どうにでもなればいい 
毒にも薬にもならない日常 
チクタクとただ繰り返す群れの僕たちの特権だけ主張して 
もったいない生産性がないただ大人から見れば腹立たしい 
 
葛藤のなかにいる若者の心境と、それを見る「大人」からの「説教」
 
 
画面は横たわっていた平手に映る
平手が立ち上がり(なにかに引き起こされるように)どこかを見る(森の中を歩いているメンバーを感じたとか?)
表情は少しの希望を感じているようにも見える
 
 
歌詞は
 
君は何を放棄したんだ 
そして何を諦めたんだ 
でもそんなに不幸に見えないのは何故 
 
主人公に対する「僕」の心境
「僕」は未だ文明に属していること、「僕」が文明側にいながら特にそれに対する疑問や葛藤を抱えておらず、それゆえにそれを可視化できていないこと、
そして平手がそれを捨てたことを表している
 
 
 
次の歌詞は
 
君が気になってしまうよ 
ああ面倒くさいその存在 
だって誰も理解できない 
 
と「僕」の心境をつづけながら、
「僕」たちの無表情で集団行動のようなダンスシーン
整列をし机に座るような振り
そしてそれとの対比で自然の中振りすらなく苦しそうに踊る平手の映像がカットインしながらこの文明ダンスは続き、
 
 
ネガティブネガティブネガティブ暗い目をしている 
 
と「僕」から見える平手の姿(「僕」には状況が可視化されていない)が歌われ、
ここで平手は頭を抱え苦悩する
 
 
そんな不器用さを守るには僕がその盾になるしかない 
世の中の常識に傷付くのなら 
君の代わりに僕が炎上してやるさ
 
と歌詞は続き、文明ダンスも続くんだが、ここの文明ダンスのフリがいまいちよくわからん
炎上してやる振り(ボォっと燃えるような手のフリ)と、炎上してやったあとの土下座からそれがどうしたって顔で起き上がってんのはなんかわかる気がするけどあとはなにを表してるのかまではわかんない。
 
いつだってそばで立っててやるよ 
悪意からの避雷針 
 
んでこう続いて、避雷針ポーズ。
なんか「僕」が文明側にい続けながら平手を守ろうとするっていう感じ?
新しいというか、頭の悪いおせっかいなやつというかなんというかリアルにいいやつなのか
 
 
 
間奏
 
 
自然の中、平手のもとへと歩くメンバー(「僕」?)
と思うと隊列で行進し二組ですれちがう
 
平手のとこには向かってるけど文明側なんだよと示していて、
 
それに加えて自然/文明の対比が可視化されていないために平手が何処にいるかわからなくて、
道に迷っているみたいなことなのか
 
自然の中避雷針に触れる平手 頼るような、すがるような、絶望、落ち込みの表情
 
 
間奏開け
 
警報機鳴りっぱなしで意思なんか通じない 
上下線何回通り過ぎれば開くんだろう 
ずっと前から知っていたはずさ電車なんか来ないって 
 
最初の2行で遮断器が降りた踏切(=平手)について歌っているのはわかる
その後の
 
ずっと前から知っていたはずさ電車なんか来ないって 
 
これは踏切、線路てものが平手のなにを表してるのかってことかな?
まじでそのまんま社会のレールみたいな感じなんかな
電車は救い?何処か違うところにいきたいみたいな話かな
 
ここでは森から抜けたメンバーによる
避雷針ポーズから電車ダンスのシーン
守ってやるというポーズから文明ダンス
対比パートみたいな感じかと
 
 
 
避雷針の横で空を見て落雷を望むような、
しかし落雷はおとずれず落胆?する平手がカットイン
 
この「落雷」はなんなのか?バッドイベントによる破滅を望んでいるということなのか、
それともなにか新しいひらめきや出会いによる転生、再生を示しているプラスイメージなものなのか?
わからず疑問がのこる
 
 
 
曲は続く
高架下でフードを被り歩く平手と、自然の中湖へと消えるレールの上を歩く平手が交互にカットインする。
 
一人が楽なのは話さなくていいから 
分かってもらおうなんて努力もいらないし 
 
カメラは高架下と自然を行き来しカットを切り替えながら平手の周りをめぐり、
 
何も関わらず存在知られたくない 
 
レールの後ろで赤い煙がなびき、湖の中へ消えてゆくそのレールの上を湖に向かって、
歩きを止めない平手が映し出され
 
フェードアウトしたくなる 
 
無感情に湖に足をすすめてゆく平手の上半身が映り、
 
それでもいいけど  
 
ついにレールをたどったまま湖に入水してゆく
 
 
ここでカットは避雷針のよこの平手に切り替わり
 
それでも息をして  
それでも生きてるし 
 
この歌詞とともに避雷針から逃げ出し、
 
いくつの扉を閉めたり鍵をかけて 
引きこもってじっとして 
 
呼吸をわすれていたような緊張から離れたような平手の顔がうつり、
 
ただ儚すぎるこの若さしおれるまで 
 
避雷針のもとから離れ、平手はどこかちがうところに向かってゆき、
 
使いきれず持て余す時間 
過保護な夢を殺す
 
映像は赤い煙から抜けてきた?メンバーたちが”隊列を組むことなく”平手のもとへ歩いてきているカットに切り替わった
 
 
 
避雷針はやっぱり死を表していたのかな
 
 
歌詞は葛藤し苦しむ平手の心境でフェードアウト(=自殺?)したくなるという前半部から
 
それでも息をして  
それでも生きてるし 
 
ここで少し切り替わって生きてるという切実さが現れている
このあとには
 
いくつの扉を閉めたり鍵をかけて 
引きこもってじっとして 
ただ儚すぎるこの若さしおれるまで 
使いきれず持て余す時間 
過保護な夢を殺す
 
と続くけど、ここはようわからん
どっちかといえば大人になってからの目線な感じもする
 
葛藤し苦しむ思春期というものの中にいる平手(=主人公、聞き手)へのメッセージみたいな感じなのかもしれん
 
 
 
 
 
僕は何に惹かれたの 
僕は何に期待するの 
 
カットは再び湖の中へ入ってゆく平手へと切り替わり、
水位がひざ上まできているのがうつる
 
そして赤い煙のもやのなか湖にたどり着いたメンバーたちがカットインし、
 
 
僕も不幸に見えるというのか 
 
ここで平手が水の中を進む足を止め
下を向き
 
カメラ切り替わり
 
目を閉じている平手の顔がうつり
そして目を開く
 
 
 
歌詞では「僕」の平手への理解が進むのと同時に、「僕も不幸にみえるというのか」と続き、「僕」自身への理解が進んでる感じがする
 
 
 
 
 
 
 
転換
 
なんかがドドドドドドドドと鳴って転換、
苦悩していた平手の姿がフラッシュ
フラッシュのラストカットの平手は少し前向き?
 
 
 
 
 
最後のパートへ
 
 
 
水が引いた湖?レールはなく干潟のようになっている湖の畔のようなところで向こうを向いて立っている平手のところにメンバーが集まっていく
 
 
無関心は味方だ 
君は感情のない眼差しで僕を見ていた 
いつだって味方だ 
信じることは裏切られること 
心を開くことは傷つくこと 
落雷のような悲しみに打たれないように 
 
水たまりのなか平手も一緒にフォーメーションをくみ、
土下座からの避雷針ポーズからのダンス
 
歌詞は「僕」の平手への理解が高まってます、メッチャ守りそうこいつ
 
 
 
僕はどっち側にいるの 
ああ扱いにくいその価値観 
だからきっと目が離せない 
ポジティブポジティブポジティブ君は君のままで 
 
 
どっち側にいるので可視化されてるのが判明
扱いにくい価値観とかってのも「僕」が平手(=主人公)を理解してる感じがすごいする
そして扱いにくくて、不器用で、面倒くさいってのを理解して、でもその上で
 
だからきっと目が離せない 
ポジティブポジティブポジティブ君は君のままで 
 
と歌われるのはマジで
 
LOVE WHAT U SEE
 
だなーと思った
 
 
 
 
映像はダンスシーン
振りで歌詞もしっかり表現されててとてもかっこいい
 
二列から一列になって平手から前に進んでいって、
 
 
どんな理不尽だって許容できるさ 気配を消して
支える 重箱の隅を突かれたって 僕が相手になってやる 
 
後  |  前
    
   ↓
 
後  >  前
 
こんな形になって
「なってやる」で攻撃
 
 
平凡な日々を今約束しよう ここにあるのは愛の避雷針
 
 
>このかたちで後ろから雷が電動していって、最後平手にもくるけど
みんなで分散してるから
 
 
 

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へっちゃらだねって振りだと思った
 
 
 
 
最後高架下の平手の後ろ姿が一瞬映って、
その後いよいよ落雷が落ちそうな中避雷針から離れる平手がうつり、
 
ラストカットの空を見る平手はどこか安心しているような顔をしてるって感じ
 
 
 
 
 
 
おわり
 
 
 
色々話したいのでみてもらったらコメントほしいです